高度専門職ビザとは、「教授」「芸術」「宗教」「報道」「経営・管理」「法律・会計業務」「医療」「研究」「教育」「技術・人文知識・国際業務」「企業内転勤」「興行」「技能」のいずれかのビザで日本に在留できることを前提に、ポイント計算によってその結果が７０点以上である人が取得できるビザです。
このビザを取得する主なメリットとして
- 永住申請が普通の方より早くできる（高度専門職ビザを取得して３年以上日本に在留、ポイントが８０点以上であれば１年以上在留で可）
つまり、普通の方より永住許可申請が早くできることになります。また、高度専門職ビザを取得すると、そのビザの期間は５年が与えられる（高度専門職２号は無期限）ため、永住許可申請の要件である「最長の在留期間を有していること」という国益要件まで満たしていることになります（他の「国益要件（納税義務等）」や「素行が善良であること」といった条件を満たす必要はあります）。
高度専門職ビザは「高度専門職１号イ」「高度専門職１号ロ」「高度専門職１号ハ」「高度専門職２号」という種類に分けられます。
- 高度専門職１号イ ⇒ 基礎研究や最先端技術の研究を行う外国人研究者などが該当し、主に「教授」、「研究」といったビザを取得できる人でポイント７０点以上の方が該当します。
- 高度専門職１号ロ ⇒ 専門的な技術・知識などを生かして、新たな市場の獲得や新たな製品・技術開発などを担う外国人などが該当し、主に「法律・会計業務」「技術・人文知識・国際業務」「医療」「企業内転勤」といったビザを取得できる人でポイント７０点以上の方が該当します。ただし、「技術・人文知識・国際業務」ビザのうち、国際業務は対象外となります。その他必須項目として年収３００万円以上であることが必要となります。
- 高度専門職１号ハ ⇒ 日本企業のグローバルな事業展開などのために、豊富な実務経験などを生かして企業の経営・管理に従事する外国人などが該当し、主に「経営・管理」「法律・会計業務」といったビザを取得できる人でポイント７０点以上の方が該当します。その他必須項目として、年収３００万円以上であることが必要となります。
- 高度専門職２号 ⇒ 高度専門職１号の在留資格をもって日本に３年以上在留して高度専門職としての活動を行っていること。つまり、高度専門職２号は、高度専門職１号からの変更を想定しております。
ご自身が現在ポイント計算をした場合、何点なのか確認してみましょう。次回のビザ更新時において、高度専門職ビザに変更することができるかもしれません。
ポイント計算表は入国管理局HP内において掲載されています。
[EXCEL形式 247KB]ポイント計算表の詳細はこちらをご参照ください。
高度専門職ビザでなくとも、「ある一定の時期にポイント計算したら７０点以上であった」、という方も永住申請できる可能性もあります。
将来、永住許可を考えている方は、ポイント計算してみましょう。
