外国人コックの在職証明書

外国人コック(技能ビザ)の在職証明書

外国人コックを雇い、技能ビザを取得するとき、10年以上の調理師としての実務経験を証明する書類として、外国人コックの方が当時勤めていた会社や料理店からの「在職証明書」を添付しますが、在職証明書には次のようなことが記載されている必要があります。


1.外国人本人を識別することのできる情報(氏名、生年月日、性別、国籍等)

2.外国人の方が働いていたお店の店名及び会社名

3.2の所在地

4.2の電話番号

5.発行者の方の氏名及び職務上の地位

6.発行者の方のサイン又は印鑑

7.外国人の方の入社年月日から現在(退職していれば退職まで)までの在職期間

(○○年○○月○○日から△△年△△月△△日という記載が必要)

8.外国人の方の職務上の地位(料理長等)

9.外国人の方の職務内容(調理等)

10.給与額


お店の情報については、入国管理局職員も電話等して実在しているお店かどうか、確かに申請者(外国人コック)の方が在職していたのか、確認をとっています。

また、当たり前のことかもしれませんが、中華料理人として海外から調理師を雇うのであれば、働いていたお店が中華料理店である必要があります。フランス料理人であれば、フランス料理店である必要があります。また、職務内容は調理である必要があり、受付等のホール仕事では実務経験として認められませんし、調理補助では実務経験として認めてもらえません。

これらの事を海外にいる外国人の方にお伝えし、抜けのない在職証明書をとっていただくことが必要です。

なお、実務経験は10年以上必要ですが、外国の調理学校等の教育機関で学んだ期間も10年に含めることができます。ですので、もし実務経験が10年ない場合は、調理学校等の学歴もチェックするようにしましょう。

なお、この在職証明書は、偽装が多く入国管理局も厳しくチェックしております。そのため、技能ビザの審査期間は、長引く事が多いです。6か月程度時間を要すこともあります。

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